むかしばなし
ももたろう 2ページ目 | |||
回 | 更新日 | 投稿者 | 備 考 |
第11回 | 8月29日 | まるだ | このホームページの作者である。 |
第12回 | 9月13日 | まるだ | |
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第20回 | 9月18日 | まるだ |
おばあさんはけっきょく「「わたしをたべて」をください」とはいえず、「いちごショート」を2つ買って帰ることにしました。
と、そのときです。おばあさんのPHSがなり、おじいさんがおぼれて病院に運ばれたと連絡が入りました。おばあさんはすぐに病院にむかいました。
おじいさんはベッドの上でうなされていました。そしてうわごとのように「ももが...ももが...」と繰り返すばかりでした。
おばあさんはおじいさんが「もも」を食べたいのだと思ったので、急いで売店にももを買いに行きました。しかし、売店には「すもも」しかありませんでした。
おばあさんは「すもももももももものうち」と心の中で叫び、すももを1つだけ買っておじいさんのところに急ぎました。
おばあさんがおじいさんのところにもどると、おじいさんは意識を完全に取り戻し、ベッドの上でからだをおこしてすわっていました。おばあさんはすももとケーキを取り出し一緒に食べようと言い出しました。
おじいさんはケーキを先に食べるとすももがすっぱく感じるので、すももから食べようといったのですが、おばあさんはもっとすっぱく感じそうな「ケーキの上のいちご」から食べようといいました。
おじいさんは「いちごショートのいちごは最後に食べる派」だったので「いちごはあとから」と言おうとすると...
看護婦さんが来てひとこと
「まだ何も食べてはいけませんよ」
「えーっ!!」おじいさんが何も食べられないのをいいことに、おばあさんはすももとケーキを全部食べてしまいました。